むーちー びーさーのはずだのに~
今日もいいお天気で 気温26℃
風もなくポカポカ陽気の今帰仁村です。
相変わらず 芸能が忙しく 毎日稽古に明け暮れている私も
流石に今日は 稽古もせずに のんびりモード。
明日は那覇でリハーサル
気持ちは「ヤバイ!」 なんですけどね~
そうそう 去った1月8日(旧暦の12月8日)は沖縄では
「ムーチー(餅)の日」といって 月桃の葉に包んで
蒸した餅を作って「火の神(ヒヌカン)」や「仏壇」に供え食べ
厄払いする日でした。
我が家は 家族も少ないので作らないのですが
毎年近所のお家からいただいたムーチーでムーチー三昧。
そしてまたこの時期は1年中で最も寒さが厳しい といわれ
この頃の寒さのことを「ムーチービーサ」と呼びます。
だのに 今日のこの暖かさは何なんでしょうね~
他に 「ウニムーチー(鬼餅)」ともよばれるこの行事には
言い伝えがあってその中から 沖縄のむかしばなし
「鬼ムーチー」をアップしてみました。
こうしたムーチー由来の話は 『球陽』『遺老説伝』
『琉球神道記』はじめ、色々な書物に登場するのですが。
琉球列島の中でも沖縄半島とその周辺の島だけに
語り継がれている伝説で 奄美や宮古 八重山諸島にはなく
もちろん鬼の話に餅や××の話は出てこないそうです。
餅や××の出てくるもうひとつの伝説はこれなのですが
http://okinawan.jp/minwa/minwa011.htm
この伝説に 関心がありましたら 那覇市首里金城町の
「内金城ぬ小嶽
うちかなぐすくぬくたき別名ホーハイ御嶽うたき」に
「鬼餅由来伝説」があるので訪ねてみてください。
有名な金城の石畳の脇にあって
ムーチー発祥(はっしょう)の地という説明があります。
鬼を退治した旧暦の12月8日は厄払(やくばら)いの日です。
この日にムーチーを食べると 一年間健康に過ごせるという
言い伝えがあり 沖縄では「鬼餅(うにムーチー)」を作って
みんなで食べるのです。
おしまい
ムーチーの作り方
餅粉と白糖や黒糖をよく混ぜ 水を加え、よくこねる。
紅イモなどをいれたりもしますよ~
耳たぶ程度の堅さになったら、30分程度、ねかせて
小分けにして月桃の葉に巻き、せいろで蒸したら出来上がり。
月桃の香りがしてとっても美味しいです。よかったら作ってみてください。