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2010年05月30日

85歳 母はすっかりウチナーおばぁ

翻弄されて14年 

祈るようなおもいで見守ってきた5月末の決着。
なのに 「できるだけ国外に 最低でも県外へ」の言葉は軽々と覆されました。

28日金曜日 大雨の中 
辺野古への基地移設声明を受け
名護と那覇で同時刻に合意に反対する集会が行われました。

集会参加者 
那覇 1500人   

85歳 母はすっかりウチナーおばぁ
                               5月29日沖縄タイムス

名護1200人

85歳 母はすっかりウチナーおばぁ
                                    5月29日沖縄タイムス

参加できない人たちは 
番組変更 実況中継するTVを見つめました。


雨は 神々の怒り 人々の悲しい涙




85歳 母はすっかりウチナーおばぁ 85歳 母はすっかりウチナーおばぁ


最近は 母もしっかりウチナーおばぁ?


毎日海を見ながら
「このきれいな海を守らんとね~こんなきれいな海はもうどこにもないよ・・・・」


TVや新聞を見ながら
「辺野古に基地はいらない!軍隊はいらないアメリカに帰ればいい!」と言ってます。


夫が軍人だった母。
日本の国を守るために 軍隊は必要といっていた母。

自分の目で確かめ 感じ 考えることができれば 人のこころはいくつになっても変わるのです。






沖縄はこれまで 何度も世替わりをしてきました。


琉球王国⇒薩摩の世(薩摩藩による琉球侵略1609年)
⇒沖縄県(1879年)⇒アメリカ統治時代(1945年)
⇒日本復帰(1972年)~現在


戦後65年もたつのに まだ軍隊のいる島
戦闘機がタッチ・アンド・ゴー(離着陸)する島のまま・・・・



こんなことを考えていたら 故嘉手苅林昌さんが広めた こんな島唄があったなぁ~と


♪赤唐の世から大和の世 大和の世からアメリカ世 ひるまさ変わたる くぬ沖縄 ♪黒


唐(中国)の時代から大和の時代 大和の時代からアメリカ統治の時代 
アメリカ統治の時代からまた大和の時代と歴史の変遷を見てきたのが沖縄です。

72年に本土復帰してからも 本土の経済競争に巻き込まれ 
右往左往している沖縄人の心を表現し
こんなにどうして沖縄は変わるのだろうと悲しい心情を唄っています。



なんだか 身にしみますよね・・・・






5月28日(金) 沖縄屈辱の日


85歳 母はすっかりウチナーおばぁ
                                 5月29日琉球新報




それは わたしの59歳のお誕生日でした。



Posted by fumi at 14:13│Comments(1)
この記事へのコメント
ココロ温まる記事でした

でも~


大宜味辺りでは60歳は

まだまだ青年らしいですよ・・・
Posted by おじー at 2010年05月30日 20:41
 
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